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WebAccess
アドバンテックの100%ウェブベースのSCADAソフトウェアであるWebAccessを調査しました。HTML5での動作と、メジャーなブラウザ(Chrome、IE、FireFox、Safari)に対応しているソフトウェアプラットフォームの特徴や料金プラン、機能を紹介します。
WebAccessの特徴
国内外で18,000パッケージがインストールされているソフトウェア
WebAccessの特徴は何といっても世界でのダウンロード数です。ブラウザベースで動くソフトウェアのため導入が容易で、インストールも簡単なのでダウンロード数が多いのです。また、それだけの数がインストールされているということは様々なバグ修正や改善に期待ができるので、比較的安心して使い続けるられるという証拠とも言えるでしょう。SCADAのソフトウェアを選ぶ際には、どの程度知名度があり、どれだけの数がインストールされて使われているのかを、選ぶ基準のひとつにしても良いかもしれません。
ウェブベースのSCADAソフトウェア
WebAccessという名前の通り、ウェブベースでの使用が可能なのも大きな特徴です。ウェブベースで使えないソフトウェアの場合は、専用の端末にソフトウェアをダウンロードし、その端末のみからのアクセスが基本となります。
そうなると、特定の端末からのアクセスのみなのでセキュリティ上は良いかもしれませんが、場所を選ぶことになります。100%ウェブベースであれば、ブラウザからアクセスができるため、場所を選ばない利便性があります。また、ブラウザはIE、Chrome、FireFox、Safariと主要なブラウザには対応している汎用性の高さも魅力のポイントです。
リアルタイムで監視・制御が行える
SCADAのソフトウェアは現場の監視・管理が目的で入れるのが普通です。監視・管理は事故や危険な状態を避け、異状なく運営されていることを確認するためのもの。そのため、情報がリアルタイムで入ってくる必要があります。WebAccessは時間を選ばず常に新しい情報を得られ、ウェブベースであるため場所も選びません。この2つの特徴がより効率的な現場の監視・制御に役立っています。
トライアル版はダウンロードが無料
WebAccessの特徴は手軽さにもあります。多くのソフトウェアは一度購入してインストールしてみないと具体的な使い勝手がわからないことがあります。そしてSCADAのような全体管理を行うシステムの場合、一度導入してしまうと他のソフトウェアへの切り替えは容易ではありません。
WebAccessはトライアル版が用意されており、無料でダウンロードが可能です。そのため、実際に使ってみて使い勝手が悪いと感じた場合、あるいは目的の監視・制御ができないと判断した場合には、お金を出してまで使用を続ける必要はないのです。
WebAccessの料金プラン
WebAccessの料金プランについてはホームページ上では公開されていませんでした。ダウンロードと開発ライセンスは無料となっていますが、使用するタグ数が限られます。タグ数の変更やオプションなどで料金が変わるのでお問い合わせの上、契約する必要があります。納期はウェブベースであるため、即日となっています。
WebAccessのおすすめポイント
ウェブベースである利点は現場にいなくとも、特定の端末を持たずとも監視・制御ができる点です。複数のシステムを遠隔で見たいという方におすすめです。広く使われているソフトウェアであるため、対応事例も多く、適切なサポートが期待できるでしょう。
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WebAccessの導入事例
WebAccessの導入事例はホームページ上では見つかりませんでした。
WebAccessの概要
| 会社名 | アドバンテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 台東区 浅草6-16-3 |
| 主な導入先 | 記載なし |
| 契約SIパートナー | 記載なし |
WebAccessの動作環境・対応OS
Editor(開発環境)
- 記載なし
ハードウェア動作環境
- 記載なし
ソフトウェア動作環境
Runtime(実行環境)
- 記載なし
WebAccessの対応PLCメーカー
| 三菱電機 | 横河電機 | オムロン | 富士電機 | 日立製作所 | キーエンス | シャープ | パナソニック | 安川電機 | シーメンス | Rockwell |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
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おすすめSCADAソフト3選
SCADAを導入するにあたって、自社の環境や仕様、既存機器との連携など、さまざまな点を考慮しなければなりません。開発や導入の工数やコストも含めてトータルコストを加味したうえで、おすすめのSCADAソフトを3つピックアップしました。
コストパフォーマンス、使い勝手など各機能を比較し、導入時・導入後に安心・安定して使用し続けられるかという点を考慮し、「コスパ」「実績」「知名度」別に参考となるパッケージ料金とカタログを紹介しているので、気になるSCADAの詳細を確認したうえで、どんな仕様での導入を検討しているのか、特別な開発が必要なのかなど、具体的な問い合わせを各社にしてみましょう。
-
24時間稼働・既存設備のまま
導入したい製造業向けFA-Panel6

※引用元:FA-Panel6公式サイト
https://www.roboticsware.com/jp/fapanel-features/●一方が故障しても、もう一方が即座に切り替わって処理を継続できる二重化に対応。24時間365日の稼働が求められる製造ラインにも導入可。
●アンドン表示やガントチャートによる稼働監視、ノーコード帳票自動生成、100機種以上のPLCとの接続可能。“追加開発なし”で製造現場の改善サイクルをサポート。
●タグ数無制限・100機種以上のPLCに対応。既存の制御機器をそのまま活かせるため、低コストな導入につながる。
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監査・品質管理を強化したい
製薬会社・食品工場向けzenon

※引用元:zenon公式サイト
https://www.copadata.com/ja/products/zenon-software-platform/●FDA 21 CFR Part11やGMPに準拠した監査証跡・電子署名に対応しているから、品質保証や監査対応がスムーズ。
●高度なログ保存やアラーム履歴、帳票自動生成機能を搭載。
記録ミスや転記エラーをなくし、GMPにおける現場の記録業務の負担を軽減。●MQTT/OPC UA/REST APIといった新しいプロトコルにも対応。センサーや計測機器、MESと連携できるので、品質記録の一元管理、監査対応体制の強化に。
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停止や通信断が命取りとなる
大規模プラント・インフラ業界向けAVEVA Plant SCADA

※引用元:引用元:AVEVA公式サイト
https://www.aveva.com/ja-jp/products/plant-scada/●最大50万点のタグ・数百ノードへの接続が可能。大規模プラントでも、設備を分けずに監視できる体制を構築可。
●通信、サーバー、I/Oすべてに対して冗長化機能を備える。災害や障害が発生してもシステムが停止せず、安定した運用を維持。BCP(事業継続計画)対策としても有効。
●制御、運転、監視データを高速収集し、蓄積可能。タイムラグなく正確な制御判断ができ、事故や停止リスクを少なくできる。