導入後も拡張可能!
タグ数無制限のプランの
おすすめSCADAソフトPickUP
新しくSCADAを導入する場合、単純なパッケージ料金だけではなく、開発や導入の工数やコストも重要になってきます。ここでは、主にコストパフォーマンス、使い勝手など各機能を比較し、導入時・導入後に安心・安定して使用し続けられるかという観点で3つのおすすめSCADAソフトをピックアップ。導入を検討する前の参考となるように、目安としてのパッケージ料金も合わせて紹介します。
特徴
充実の機能と追加費用を抑えたトータルコストが魅力
アラーム監視やトレンドグラフ、レポート機能に加えて、エネルギー管理(EMS)、デマンド監視を利用可能なほか、運用に必要な機能が標準装備されており、タグ数も無制限。プロジェクトの自動生成ができるフレームワークも搭載されているので、簡単な設定を行うだけで、汎用的かつ完成度の高い監視画面をスムーズに生成できます。
標準装備の幅広さに加え、日報作成などの便利な機能がパッケージに組み込まれ、追加開発や管理拡大時にもほぼ追加購入は不要。導入後のトータルコストを含めてコスパの良いプランで提供されています。
多様なグラフィック画面で構築が可能
計器類を組み合わせて配置、1画面で機器の運転操作から回転数のチェックまで確認可能な画面を作成可能。例えば部品ライブラリには、スイッチ、ランプ、数値表示、メータ表示などのほか、バルブやポンプなどの計装シンボル等、監視画面においてニーズの高い表示器、操作スイッチ、グラフィックシンボルが搭載されています。
オールインワンで求めるものは全て装備
SCADAに求められる主要な機能は全て標準装備しています。さらに大量の監視情報を高速で処理し、100機種相当のPLC接続に標準対応。複数のソフトを使わなくても開発から運用まで、これ一つで監視制御が可能です。さらに、初めて使う方でも初期設定や開発方法の学習がスムーズに行えるように、Webサイト上に、オンライントレーニング(動画)やオンラインマニュアルが一般公開されています。少しでも早く希望するシステムを作成するのに役立つ仕組みが整っています。
2020年3月にバージョンアップデートし、より使いやすく
FA-Panel6は2020年3月にアップデートされ、生産設備の稼働状況を観察できる機能やタグの現在値を観察できる機能、インフォメーションバーで必要な情報を表示する機能、メモ機能や付箋機能が追加されました。
機能
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状態監視機能
電力量、ガス量などの使用量グラフ、エネルギー換算グラフ、CO2換算グラフ、原油換算グラフ、使用量比較グラフなどの各種グラフ機能が充実。
1画面管理できる視覚的に見やすいグラフィックで分かりやすい表示となっています。
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制御機能
一台のパソコンでの運用ではなくインターネットやイントラネットを通して、現場から離れた場所からブラウザやアプリケーションによる制御が可能。
現場、オペレーション室、何処にいても制御することができます。
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ロギング機能
複数台のPLCデータを複数のデータベースへミリ単位で高速ロギング。ロガーアクションはCSVファイル、ODBCデータベースへのロギングが可能です。
サマリアクションはロギングと集計機能が統合されたアクションのことを表します。
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警報管理機能
デマンド警報ラインを監視し警報を発報します。アラーム監視もでき、異常時にメールを送信したり警報音や音声をパソコンから出力可能。
画面から指定されたアラームの警報レベルやフィルタ条件によって、表示対象アラームの絞り込みを行うことができます。
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レポート集計機能
日報、月報、年報を作成し閲覧修正印字が可能で、各レポートをExcel/CSVファイルなどに出力できます。
サマリアクションのロギングデータを、あらかじめ指定した集計期間に従って、平均、合計、最大値、最小値などの様々な統計方法で自動的に集計を行い、CSVファイルなど集計データとして保存可能です。
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トレンドグラフ機能
現在の状態をリアルタイムにトレンドグラフで表示可能。CSVファイルまたはデータベース上に保存された時系列のログデータの推移をグラフとして表示するための機能です。
データベースへ保存されたデータをヒストリカル表示でき、欠損値の表示にまで対応。
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デマンド監視機能
デマンド時限のデマンドグラフを表示させることができます。
受変電設備などから取り込んだ使用電力量の計量値(計量カウンタ値)に基づいてデマンド電力を算出し、現在のデマンド電力の推移状況を監視グラフとして表示します。
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二重化機能
二重化機能により、停止対応の出来ないシステムをサポート。メインとサブが常に同じログを取り続けるので安心です。
万が一の時に備えて、サブ機はバックアップ機として待機します。切り替えが発生すると、サブは自動的にメインに昇格しサーバプロセスを開始します。
商品プラン
導入前に無料のコンサル相談も可能です。
1クライアント250,000円
サーバーとクライアントが同一パソコン内で動作する最もシンプルな構成になっています。
この構成だと、クライアントのリモート接続を行わないため、同時に起動する監視画面の数は一個となり、1クライアント版が該当製品。リモート接続での監視画面が一個の場合も1クライアントとなり、コストパフォーマンスに優れています。
20クライアント400,000円
サーバーとクライアントが違うパソコンで動作しており、監視画面を複数のパソコン上で稼働させる構成で利用されます。
監視画面が20以上になる場合は20クライアント版が必要。二重化構成を使う場合は、最低でも10クライアント版が必要となります。
特徴
トップメーカーでの採用実績
フォルクスワーゲンやトヨタをはじめ、大手飲料メーカーや医薬品メーカー、電力会社など、世界各国の企業で選ばれてきた実績があります。
開発メーカーの実力と将来性
ソフトウェア専業メーカーとして300名近い社員(※)を抱え、zenonの開発に専念しています。毎年新バージョンがリリースされ、世界のトレンド技術を取り込みながら、標準パッケージとして進化を続けてるソフト。時代に適したソフトウェアの開発が進められています。
※2020年7月時点 COPA-DATA公式HP参照
ソフトPLCからMES・BIまで取り込む豊富な機能群
1987年の創業以降、30年以上の歴史があるzenonは、トップメーカーからのフィードバックを受けながら作りこんだ標準機能が魅力。バッチプロセス制御やzenon Analyzer(BIツール)の他、ソフトPLC(zenon logic)も魅力です。これらが一つのツールで提供されることで、各種ツールとの組み合わせで構築する場合と比較し、パフォーマンスやメンテナンス性の向上が実現できます。
プラットフォームとしての柔軟性・拡張性
開発環境・実行環境でアドイン開発ができるうえ、標準機能で対応できない機能の作りこみや外部システムとの連携も可能。300種類以上のPLCドライバを用意しており、各種設定だけで PLCとの接続を確立することができます。また、AzureやOPC UA等のゲートウェイ、各種データベース連携等が用意され、柔軟なシステム構成を実現します。
開発環境の使いやすさ
プログラミングレス、人間工学を最重要視し、数クリックで冗長化構成が組める、ドラッグアンドドロップで画面に変数が割り当てられるなど、エンドユーザでも簡易に編集ができる開発環境となっています。
機能
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状態監視機能
ダッシュボード、ライン監視等あらゆる表示が簡単に作成できます。また、ワールドビュー機能を使えば、ライン全体から個別装置の状態まで、自在にズームイン、ズームアウトさせるなど、直感的な操作を実現できます。
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制御機能
PLCへの単純な値書き込みはもちろん、レシピ管理機能やバッチプロセス制御機能を活用し、より柔軟な生産設備の制御を実現可能です。
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ロギング機能
高精度なタイムスタンプを扱える専用データベースを備えています。データベース知識がなくとも簡単な設定で利用できるうえ、指定周期・値変化時・トリガ等、柔軟なロギングが可能。平均・最大・最小・合計等でアーカイブを集約する機能も備えています。
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警報管理機能
zenonの設定やPLC側の設定で警報(アラーム)を発報できます。各種フィルタ設定によるリスト表示可能です。また、アラームリストから対象のアラームを検索、アラーム発生当時のラインの画面を遡って表示(画面の巻き戻し再生)もできます。
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レポート集計機能
zenon Analyzerでは時間やロットなどでフィルタリングしながら、総合設備効率(ウォーターフォール図)、アラーム解析、サイクルタイム解析のためのガントチャート、サンキー図等のレポートを作成可能です。
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トレンドグラフ機能
リアルタイムトレンドは本数制限がありません。ズームインズームアウトも容易です。ダブルカーソルで指定区間内の平均、標準偏差なども瞬時に表示可能です。
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デマンド監視機能
過去トレンド等から今後の負荷予測を行い、設定値に対して消費電力が上回らないよう監視します。設定値を上回りそうな場合には、特定の電力消費設備の電源をOFFにする、自家発電機の出力を上げる等、個別設備の稼働を調整することも可能です。
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二重化機能
ハードウェア冗長化(PLC含む完全二重化)、ソフトウェア冗長化(zenonサーバ2重化)いずれも対応します。数クリックで作成が可能です。また3台以上のサーバで、リング型の冗長構成を実現し、ハード台数を削減できる等の独自の仕組みを有しています。
商品プラン
開発ライセンス150,000円~
タグ数64、PLCドライバ1つ、トレンド&ヒストリアン限定版のみ。同一PCで動作する同等のランタイムライセンス一本含む。
開発ライセンスパッケージ2,000,000円
タグ数無制限、全PLCドライバ(一部例外有)、各種オプションモジュール含むパッケージライセンス。同一PCで動作する同等のランタイムライセンス一本含む。
特徴
国内で利用される大手ソフト
機械単体から複数施設で構成された生産設備全体の監視制御、電力、水などのエネルギー監視、上下水道、排水処理などのプラント監視、交通機関の運行監視、入退室監視などさまざまなシチュエーションで利用されています。純国産・ノンプログラミングで、手軽に監視システムを構築できます。
30年の開発実績とノウハウで時代の変化に合わせた成長
たばこ製造工程制御・監視ソフトDCSが現在のJoyWatcherSuiteのスタート。市場環境の変化、システム環境の変化を幾度となく乗り越え、ユーザーとしての視点を持ちつつ成長してきたソフトウェアです。Windows環境とプラットフォームが変わっていく中、時代に合わせてソフトウェアも進化しているシリーズです。
導入・運用でサポートしてくれるSIパートナー制度
年間費100,000円で(JoyWatcherSuiteBAは150,000円)で加盟できるサービス。開発環境の貸し出し、テクニカルサポートを無料で使うことができます。150社以上(2019年11月時点)の契約SIパートナーを有し、迅速・堅実なサポートでスムーズな導入・運用を実現します。
機能
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状態監視機能
JoyWatcherSuite専用ビューアJW Panelによる表示で、ノンプログラミングで工程図、トレンドアラームログやサマリ画面など、複数の情報を同時に監視することが可能です。
画面の大きさも自由に設定でき、Internet Explorerのような操作も可能。
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制御機能
独自のカスタマイズが可能。JoyWatcherSuiteで作成、設定した画面、アラーム、トレンドはActiveX部品として扱えます。
標準機能のみでも様々なニーズに最適な監視、制御システムの構築が可能。
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ロギング機能
簡単な設定にて、データを保存することが可能。データベースの専門知識が不要で、扱いやすい専用データベースを標準装備しています。
外部アプリケーションや他システムとの連携が必要な場合は、ODBC接続可能なデータベースの汎用データベースも使用が可能です。
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警報管理機能
警報の発生や機械の運転等のイベントを自由に定義し発生状況を表示できます。
アラーム機能と連携させてイベントサマリ(内容、発生時刻、DBに書き込む値)の情報をメール本文に表記し、パソコンや携帯電話にメール自動送信をすることも可能です。
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レポート集計機能
Excel形式で日報・月報・年報を作成可能です。
帳票アシスタント機能の集計モードを使用している場合に、集計を一度に行えるなどの便利機能も充実。これにより、日報であれば今まで24回毎時行なっていた集計処理を、1日1回で行えるようになります。
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トレンドグラフ機能
リアルタイムデータやDBのデータを読み込むことにより、現時点から過去のデータを組み合わせて表示できます。
拡大縮小機能、時間移動表示、タイムチャート、棒グラフ表示、時間比較機能、グルーピング機能(個別グラフ)など、最大16ラインに対応しています。
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デマンド監視機能
予め設定した指定の時間での電力の消費量が、規定値を超える見込みになった場合に、機器を自動的に停止することで電力の過量を抑制し、電気使用量を抑えます。
また、機能を選択することで、監視制御実行までかデマンド監視のみのいずれかを選択できます。
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二重化機能
マスタ・スタンバイ方式の冗長化で、停止できない重要なシステムも信頼性を保って運用することができます。
データベースは、レプリケーション機能で常に同期化されて完全に一致し、PLCとの通信は1系統のため通信負荷を増大しません。
商品プラン
開発版428,000円
JoyWatcherSuiteの全機能が含まれるプラン。上記機能の全般が開発版の中に含まれます。
値段は1PCの価格となっており、専用エディタ等の開発環境、実行用(ランタイム)の機能を備えます。開発時に必ず必要で、現場のパソコンにインストールしても動作します。
本体版128,000円
開発版で開発したアプリケーションをほかのパソコンで動作させる際に必要となるパッケージ。ビューア機能だけでなく、サーバ機能も含まれます。
開発するには開発版が必要となり、運用のみを行うパソコンであるか、開発も行うのかを判断して選択してください。
SCADAとは
監視制御システム(SCADA・Supervisory Control And Data Acquisition)の略。製造や産業の現場でプロセスの制御と監視を行うシステムのこと。
オートメーション化された工程のシステムを管理し、動作の安全性やエラー判定、ロギングによる情報収集でデータ解析を行うことが可能です。また、近年では監視する対象が製造のみならず、生活インフラ、水道管理、医療、エネルギーなど、あらゆる分野でSCADAが活用・導入されています。

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SCADAの役割
SCADAは実際に設備を動かすPLC(プログラマブルロジックコントローラー)やRTU(遠隔監視制御装置)を監視、必要に応じて設定を変えるなどして制御を行うものです。また、データをもとに現場と経営側とをつなぎ生産性を高める非常に重要な役割を持ちます。
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分散制御システム
(DCS)とは言葉通り役割の異なった機器が、それぞれの場所に分散し制御するDCS。ネットワークではなく複数のコントローラ・機器本体同士が、相互に監視し合うシステムで、大規模プラントの操業を実現します。SCADAのような中継システムを経由することもあります。
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SCADAとDCSの
違い1番の違いはネットワークの違いです。SCADAは汎用PCからPLCなどの制御機器と通信接続する監視制御システム。DCSと比較して低コストで導入可能です。一方のDCSは、機器同士を直接繋ぎ、機器同士が互いに監視し運用します。
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HMIとSCADA
HMIとはヒューマンマシンインターフェイスのことで、タッチパネルが中心となり格段に進化してきました。しかしロギング等、データ解析は別のPCを介しての操作が必要となり一連の流れでの操作というわけにはいきません。そこで中継システムとしてSCADAを活用します。
SCADAのセキュリティ脆弱性について
SCADAは社会の重要インフラを支えるシステムとして活用されているがゆえに、設備レイアウトや重要な設定値などの情報を収集する標的となってしまいます。標的型サイバーによるIoTへの破壊行為は2016年度から2017年度でも600%の増加率でした。
その中の一つが前述したHMIの脆弱性を狙ったもので、タッチパネルなどのデバイスの多くはネットワークに接続されており、その為にシステムの最大の攻撃ポイントとなってしまいます。信頼できるネットワーク内に隔離、分離した状態で設置すべきですが難しいのが現状です。
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サイバー攻撃に強い設備や工場を実現するには
PA・FA・BAにおける、設備や工場のOT制御システムセキュリティ対策を実施するためには、株式会社ICS研究所 村上正志氏の提唱するように、「IEC62443」、「NIST SP800」、「ISA-99」に出てくるセキュリティ対策に関する知識を備えておくことが非常に重要です。
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IEC62443
国際電気標準会議(IEC)の産業制御システムセキュリティ標準規格。7つの基本要件認証、アクセス権のコントロール、データの完全性、機密性など、基本設定の段階から制御システムゾーン区分とセキュリティレベル定義を実施することで、セキュリティ要件が明確にまります。
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NIST SP800
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)内でコンピューターセキュリティに関する研究の各文書を発行するCSDによるレポート。SP800シリーズでは、セキュリティマネジメントから対策状況の評価する指標まで幅広く網羅され、民間企業やセキュリティ担当者にとって有益な文書です。
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ISA-99
制御系システムのサイバー・セキュリティ管理システムの構築に関する標準。電子的に安全なシステムとセキュリティを実装し、関連情報を確立させることが主な目的です。ネットワーク結合された複雑な制御系システムに対して、適切なセキュリティ対策のレベルを設定し防護することを推奨しています。
SCADAソフト一覧
さまざまな分野での導入が進んでいるSCADA。国内外で製造・開発されるSCADAソフトのメーカーや取扱い企業をまとめ一覧で紹介します。どのような特徴的な機能があるのか、導入先や参考となる価格など、各製品の詳細もまとめています。
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看太郎
株式会社椿本チエインが提供。小規模から大規模システムに至るまで、様々な用途に対応できるSCADA/HMI開発用パッケージソフトウェアです。
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JoyWatcherSuite
ジェイテイエンジニアリング株式会社が提供。短期間・効率・低コストで、現場ニーズを最優先に考えたSCADA/HMI工程監視プラットフォームです。
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FA-Panel6
株式会社ロボティックスウェアが提供。この製品一つで、工場生産ライン・ユーティリティ監視など、開発から運用まで全てをサポートします。
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CraftPad
株式会社クボタが提供。様々なニーズに合わせた監視制御システムを構築するための、純国産SCADAソフトウェアです。
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Plant Data Site
P・Fオートメーション株式会社が提供。ハードウェアを選ばずパソコン、タブレット、スマホの標準ブラウザで閲覧可能な高性能WEBベースSCADAソフトです。
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SPECVIEW
ステインズ株式会社が提供。Windowsパソコンで使用するSCADA。オートコンフィグレーション機能で、使いたい機器をすぐに画面に表示できます。
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Wonderware InTouch
キャノンITソリューションズ株式会社が提供。WindowsOS上で簡単に開発でき、産業オートメーション業界でグローバルに高い実績を誇る監視制御ツールです。
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InduSoft Web Studio
株式会社エム・エックス・テクノロジーズが提供。多彩な機能が実装されていて、様々な業界に適合するWEB型SCADAソフトです。
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SCADAguardian
株式会社昭電が提供。制御管理の試算管理データの拾い出しや脆弱性の評価を行い、自動学習するネットワーク可視化ソリューションです。
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zenon
株式会社リンクスが取り扱い、オーストリアのメーカーCOPA-DATA社が提供。外部ツールとの連携機能も備えるソフトウェアプラットフォームです。
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X-SCADA
株式会社UNIARKが提供。最新技術を集約した革新的な産業自動化ソフトウェアの開発ソリューション。あらゆるFA制御機器との超高速通信が可能です。
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CitectSCADA
富士電機株式会社が提供。独立したアプリケーションによる高い信頼性の冗長化構成。最大40万点の高速データ収集と高速表示を実現します。
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MC Works64
三菱電機株式会社が提供。あらゆるなFA機器に加えて、機能を多数備えた監視制御システムでソリューションの可視化・分析・改善が可能です。
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PcVue
株式会社PcVueJapanが提供。アプリケーション開発の時間を最小限にするためのテンプレートとインスタンスに基づくツールが特徴的です。
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SCADAソフトウェア (FAST/TOOLS)
横河電機株式会社が提供。高性能、高可用性、幅広いスケーラビリティを誇り、TCOを最小限に抑えROIを最大化することに貢献します。
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iFIX
協立電機株式会社が提供。大量のデータの監視・制御用に、わかりやすい操作画面を簡単に開発できるHMI/SCADAソフトです。
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SCADALINX
株式会社エム・システム技研が提供。イントラネットを介してWEBブラウザによる監視・操作機能を提供するクライアント/サーバーシステムです。
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KingSCADA
イーエムキューブ株式会社が取り扱い、WellingTech社が提供。オールインワンのSCADAサーバ1台とPLCシステムで構成され、複数台・複数種類のPLCが接続できます。
特集各社のSCADAソフトの体験デモ紹介レビュー

引用元:joywatchersuite|ジェイティ エンジニアリング株式会社公式HP(https://www.jte.co.jp/package/watcher/lp/trial/)
【業界別】SCADAの活用方法と導入事例
あらゆる分野で活用・導入される監視制御システム(SCADA)。それぞれの分野での活用方法と導入事例を紹介します。
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産業・製造業・食品のSCADA活用
大手自動車メーカーのボディー技術統括室にて、製造工程で乱立する情報を分かりやすく見える化するために活用。
食品業界でも、加工食品の分野では難易度が高いとされている自動化に向けて、MES、SCADA、PLCシステム技術の人材を中途採用するなど重要視されています。
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医薬品メーカーのSCADA活用
大手製薬会社が、医療業界でのデータインティグリティ(データの完全性に対する担保)や、パラメトリックリリース(医療品の安全性保証)のために、デジタル化に伴うデータの信頼性を確保する必要が出てきたため、SCADAシステムを導入するケースも増えています。
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ビル管理のSCADA活用
某オフィスビルにて、入居者にとっては最適な環境かつ省エネ性能の高い高層ビルを建設を目指しシステムを導入。
空調の発停やスケジュールなど、テナント側の端末から利用できるなどの利便性向上、さらに建物管理者の業務効率化につながります。
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インフラ・公共関係のSCADA活用
インフラストラクチャーは人々の生活に密接しており、それは当然、国内に限ることではありません。
ヨーロッパでも空港の滑走路の自動安全コントロールシステム、道路交通の流れを管理するソリューション、トンネル環境および安全管理システムなどSCADAは活用されています。
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電力・エネルギーのSCADA活用
2019年6月、日本とオランダの企業が協業することが発表され、電力インフラ+サイバーセキュリティ対策も充実させた強い監視制御システムをつくり、本格的に海外運用を目指すとしています。
電力機器は長期使用の関係で古い機器を使うため、セキュリティの対策が必要とされています。
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交通・鉄道のSCADA活用
国内の新幹線は主に3つのシステムで構成されています。
中央計算機システム、伝送システム、変電所連動システムの3つが主で、さらに、各制御装置を2重化にすることで、24時間稼働に対応する信頼性の高いシステムを構築できます。
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排水・給水プラントのSCADA活用
広大な土地における給排水処理施設の遠隔モニターや制御装置を設置し、莫大な範囲に及ぶ情報(水の収集、排水、処理、給水、モニタリング等)を効率的に対応できるシステムとしてSCADAを活用。
投資以上のリターンをもたらし、ハイレベルなサービスを実現しています。
IIoT新時代で注目度の増す
監視制御システム(SCADA)の未来トピックス
近年のSCADAは、単純な工場設備のデータを監視制御する表示ツールだけでなく、IIoT(Industrial Internet of Things)は本来はSCADAが担うべきと言われる通り、あらゆる分野でAI化・オートメーション化が進む今、監視制御システム(SCADA)の活用範囲は大きな可能性を秘めています。ここでは、現在のSCADAの課題と今後のSCADAの展望を示すコラムを紹介します。
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TOPICS 01
SCADAはどうなる?
第4次産業革命がもたらす
制御システムの未来近年、欧州を中心に大きくその役割を拡大しているSCADA。日本でも「IIoTソフトウェアプラットフォーム」として、SCADAが認識される未来は予見されているだけに、今後の国内でのSCADAの役割にも注目が集まります。
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TOPICS 02
SCADAの国内シェアと海外シェア
2019年時点でSCADAのシェアを押さえているのはIntellution社とWonderware社が主になっています。しかし、今後さまざまな分野での導入が見込まれるSCADAがどのようにシェア拡大・分散、多様化されていくのかにも注目です。
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TOPICS 03
SCADAを狙ったサイバー攻撃
「Sandworm」とは?2014年にWindows OSで見つかった、ロシアのサイバー攻撃集団「Sandworm Team」によるSCADAをターゲットとしたゼロデイ攻撃。SCADAに注目が集まるなかで、注視すべき脆弱性・セキュリティに関しても知識を備えておく必要があります。
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TOPICS 04
SCADAは安全?
ICSのセキュリティ現状と未来予想産業用制御システム(ICS)におけるセキュリティの重要性は常々掲げられていた課題。外部通信との連動やネットワーク化も進むSCADAを運用していくなかで、必ずケアしていかなければいけないセキュリティ問題を知っておきましょう。
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TOPICS 05
TEPCO IEC×コンピュマティカ
災害&サイバーに強い
電力用SCADAの展望災害大国・日本だからこそ重要視される電力用SCADAにおける災害対策とは?エネルギー系統の監視制御も担うSCADAが、サイバー攻撃にあった場合のリスクは甚大なもの。より広域での利用が推進されるSCADAにおいて重要なリスクと対策について解説します。
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TOPICS 06
自動車・製薬・飲食料品
3業界に特化したSCADAでIIoT(産業向けIoT)の構築に力を注ぐリンクスとは?SCADAの多様性や汎用性に注目し、COPA-DATA社のSCADA「ZENON(ゼノン)」を活用して、自動車、製薬、飲食料品産業にSCADAを展開していくことを発表した株式会社リンクス。SCADAの今後の広がりや、リンクスの経営理念・ビジョンについて紹介します。
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TOPICS 07
東京電力パワーグリッドが
海外輸出を本格化する次世代監視制御システム(SCADA)とは?東京電力パワーグリット株式会社が自社で開発したSCADAを海外に輸出するという目的で設立した「TEPCO IEC」が開発するSCADAシステム。TEPCO IECのSCADAにコンピュマティカ社のセキュリティを導入。国際標準の対策を適用できるようにしたSCADAで、本格化に海外輸出を目指す東電PGの今後の展望を解説します。
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TOPICS 08
IT、OT、ETの融合を目指すSCADAシステム、横河SCADAソフトウェア (FAST/TOOLS)とは?
広域分散監視SCADAソフトウェアとして、高度な自動化・情報の可視化ソリューションを提供する横河電機。高性能、高可用性、幅広いスケーラビリティ、プラットフォーム独立性を兼ね備え、総所有コスト(TCO)を最小限に抑え、投資収益率(ROI)を最大化するアプリケーションについて解説します。
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TOPICS 09
ICSのセキュリティ監視とは?
ICSのネットワークトラフィックをAIで分析するSCADAguardian産業用制御システム(ICS)向けのサイバーセキュリティとネットワーク運用可視化ソリューションを提供してきたNozomi Networks社(スイス)のSCADA guardian。ネットワークとセキュリティを可視化し、AI(人工知能)とDPI(パケット深層分析)、Machine Learning(機械学習)でサポートするIDSを紹介します。
FAQ
SCADA導入後によくある質問
SCADAは導入してからも様々なテストや環境に合わせた調整が必要になります。ここでは、導入後によくある質問をピックアップしてまとめましたので、これから導入を考えている人はチェックしてみましょう。
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QUESTION 01バージョンアップした際の対応は無償?
商品によって異なりますが基本は有償対応がほとんどで、場合によっては新しいバージョンのものを買い直す必要があります。古いバージョンで作成したものでも、互換動作する場合もあります。
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QUESTION 02故障や不具合の対応はできるのか?ライセンスを入れたパソコンが壊れた、USBキーを無くした場合の対処は?
保証期間内で有ればUSBキーの不具合は交換対応になる場合がほとんど。パソコンの破損はUSBキーさえあれば問題ありません。また、キー自体を無くしてしまった場合は再発行できないので注意が必要です。
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QUESTION 03接続時によくタイムアウトを起こすことがあるが原因は?
ネットワーク負荷、ノイズ、機器自体の不良が原因の可能性があります。時間を置いて試すか、原因箇所の切り分けとしてHUBなどを介さずに直接繋いでみるなど試してみると良いです。